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水素タンク、大容量に 川崎重工が開発へ、燃料電池車5万台分  :日本経済 新聞

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 川崎重工業は燃料電池車5万台分の燃料となる液化水素を貯蔵できる大型タンクを開発し、2016年度の実用化を目指す。水素タンクは特殊なステンレスを素材に使うため加工が難しい。川重は液化天然ガス(LNG)タンクで培った加工技術を生かして製造する。
 ステンレスは水素と反応して劣化しやすいため、水素タンクはニッケル含有量の多い特殊なステンレスで造る。硬い素材のため細かい加工が困難で、大型タンクは造られてこなかった。
 川重は造船やLNGタンク製造で蓄積した金属の微細な加工技術を応用し、蚕の繭のような形状で3500立方メートルの液化水素が入るタンクを実用化する。現在は技術を確立するため、1000立方メートルの貯蔵タンクの製造を進めている。
 あわせて1250立方メートルを輸送できる水素運搬船も建造し、16年度から使い始める方針。同社は17年以降にオーストラリアから輸入される安価な液化水素を輸送する計画で、これに利用する。
 液化水素タンクはロケット燃料の貯蔵用に川重が製造した540リットル容量の物が鹿児島県の種子島にあるが、大容量タンクはまだ存在しない。
 液化水素は常温に戻すだけで精製せずに燃料電池車の燃料に使えるが、保存が難しいのが難点。燃料電池車が普及するには水素を大量に輸送・貯蓄できるインフラが欠かせず、大型タンクの必要性が高まっている。

水素タンク、大容量に 川崎重工が開発へ、燃料電池車5万台分  :日本経済新聞


 日本にしか作れない特殊なタンカー。 水素のロジスティクスで主導権を取る。

単に水素の技術じゃなくて、水素のロジスティクス、そこがミソ。 めざすところはロジスティクスで、技術をそこへ収斂させていく。

 水素でこんなことできます、だけじゃ踏込みが足らない。 


 こうゆうのが安倍外交の目玉かもしれないなぁ。

 燃料電池車の実車がすでにあって、こうゆう大型タンカーのニュースが出てくると ムードは一挙に水素になってくる。 流れはすでに決まったかのようになっている。

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