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京大、低温88℃でメタノール水溶液から水素を生成する触媒開発−有機溶媒使 わず:日刊工業新聞

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 京都大学大学院人間・環境学研究科の藤田健一教授と山口良平名誉教授らの研究グループは有機溶媒を使わず、従来手法に比べ低温の約88度Cでメタノール水溶液から水素を生成する触媒を開発した。研究グループが以前開発した「イリジウム錯体触媒」に水酸化ナトリウムを加えてアルカリ性にし、触媒活性を高めた。水に溶けやすく、水中と空気中の両方で構造が安定するため、長期間の保存に適しているという。小規模設備で水素を効率よく製造できる技術として期待される。

 研究グループは、作製した触媒11ミリグラムと、4・5ミリリットルのメタノールと2ミリリットルの水を混ぜたメタノール水溶液に水酸化ナトリウムを加え、加熱還流条件で反応させた。反応は約150時間にわたり持続し、約5リットルの水素が得られた。
 反応場となるメタノール水溶液の温度は約88度Cで、従来の化学反応と比べて低温で水素を製造できる。現在主流の炭化水素を原料とする反応では700度C以上、メタノールを使う場合も200度C以上と高温での反応条件が必要で、膨大なエネルギーが消費されている。また、トルエンなどの有機溶媒を使わないため、安全性や環境改善に寄与できる。

日刊工業新聞


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