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1989年という特異点(1989年)ーよくわかる 自動車歴史館 第37話ー

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 -- 日産 GT-R --

 高出力を支えたのは、ハイテクで武装した足まわりである。駆動方式はATTESA(アテーサ)E-TSと名付けられた電子制御トルクスプリット4WDを採用し、前後輪のトルクを0:100から50:50まで自動的に無段階で変化させた。また、HICASと呼ばれる四輪操舵(そうだ)機構も採用している。高速時には安定性を高めるために後輪を同位相方向に操舵し、コーナリング時には逆位相に操舵して回頭性を高める。車速や舵角をセンシングして電子制御し、最適な操舵を実現する機構だ。ハイパワーと電子制御の組み合わせで高性能を実現するという最先端の技術が、世界に先駆けて試みられていたのである。

https://gazoo.com/car/history/Pages/car_history_037.aspx

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