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皆既日食の旗 その2

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● 史実 1

  キリシタン大名が九州にいたころ、ポルトガル人は日本人を拉致して奴隷として海外に売っていた。 キリシタン大名は、それらの日本人は異教徒だということで見て見ぬふりをしていた。

 それを知った豊臣秀吉は激怒し、ポルトガル人に連れ去られた日本人を連れ戻すよう命じた。


 その後、秀吉は九州のキリシタンを日本人 ポルトガル人宣教師を問わず狩り集めて火あぶりの刑に処した。 そのとき、それを実行した部隊はこの 「皆既日食の旗」 を掲(かか)げていたという。


 十字架に吊るされ、火あぶりの刑に処されたポルトガル人の隣でこの旗は静かにはためいていた。


 部隊の旗、「皆既日食の旗」 の意味するところは、「キリスト教徒を殲滅する」 であった。


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