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田中耕一

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 ノーベル化学賞(2002年)の田中耕一・島津製作所フェローは8日、同賞受賞につながった

質量分析装置を改良し、分析感度が最大1000倍に向上したと発表した。


 この装置で、乳がん患者のたんぱく質に付いた生体物質(糖鎖)の判別に世界で初めて成功、

患者によって糖鎖の種類が異なることを突き止めた。今後、糖鎖の種類によって抗がん剤の効き

具合に差が出るのかを調べる。


 質量分析装置では、試料をイオンの状態にする。田中フェローらは、イオン化を促す化合物を、

これまでの固体から液体に変えるなどし、分析感度を上げた。


 この装置を乳がん患者2人のがん細胞分析に応用した。京都大との共同研究で、たんぱく質表面に

付き、病気の発症などに影響する鎖状の糖鎖に着目。乳がん細胞の増殖に関わるたんぱく質の糖鎖を

分析した結果、感度が上がったことで、それぞれの糖鎖の種類が違うことがわかった。


(2011年9月9日11時05分 読売新聞)


ソース:YOMIURI ONLINE

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110909-OYT1T00344.htm?from=main1

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