花王、いやな体臭を抑制へ−嗅覚受容体に着目:日刊工業新聞 |
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花王は28日、体臭の成分の一つであるヘキサン酸の消臭技術につながる知見を得たと発表した。約400種存在するヒトの嗅覚受容体の中から、ヘキサン酸に応答する五つの嗅覚受容体を特定することに成功。加えて約140種類の香料成分の中から、受容体の活性化を抑制する作用のある成分を見いだした。これらの香料とヘキサン酸を同時に嗅ぐことで、体臭特有の嫌なにおいを抑えられることを確認した。
自然界に存在する多くのにおい分子は嗅覚受容体によって認識される。一つのにおい分子は2個以上の嗅覚受容体により認識されることが多い。ヒトや動物は活性化する嗅覚受容体の組み合わせによって、数十万種類のにおい分子をかぎ分けることができる。
同社の感性科学研究所は悪臭の認識に関わる受容体の活性化を抑制するにおい分子を利用することで、悪臭の感じ方を変えることができるのではないかと仮定。嗅覚受容体に着目したにおいの研究を行った。
投稿者 x3ru9x | 返信 (0) | トラックバック (0)