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日本ゼオン、単層CNTの量産開始−SG法で生産能力1万7000倍、製造施 設が完工:日刊工業新聞

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 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と産業技術総合研究所、日本ゼオンは4日、単層カーボンナノチューブ(CNT)の量産を始めると発表した。日本ゼオンの徳山工場内に建設したCNT製造施設(写真)が11日に完工する。高性能キャパシターや高機能ゴム、高熱導電材料への応用を目指す。

 同工場では産総研が開発したCNT製造技術「スーパーグロース(SG)法」で高品質な単層CNTを量産する。SG法は従来の合成法に比べ数百倍の効率で99%以上の純度の単層CNTが得られる。このSG法の連続量産用の試験システムを開発し、1万7000倍に生産能力を向上させた。この知見を元に量産工場を建設した。
 同工場で生産する単層CNTは長く、表面積が大きいため、キャパシターなどの性能を向上させられる。

日刊工業新聞


 今現在、CNT 100万円/kg。 1g 1000円

 現在の金相場。 (純金) 1 gは、4732 円

 プラチナ 1g 4139 円


● キャパシタのニュース (2010年)

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 CNTを酸化させ表面積1.7倍に産業技術総合研究所は,CNTを酸化処理し,表面積を何も処理しない場合に比べて約1.7倍に増やした新材料を開発した.これをキャパシタの電極に利用し,性能を高めることにも成功した.単層CNTを高温で酸化し,チューブの先端や側壁に微細な穴を開ける処理をして表面積を増やした.処理条件を詳しく突き止め,1g当たりの表面積を2,240m2まで増やすことができた.実際にキャパシタを試作して性能を調べた.従来の活性炭を電極に使うタイプに比べ,性能指標であるエネルギー密度は約1.5倍,もう一つの指標であるパワー密度は約2.8倍になった.

(日経産業新聞,2010.1.5)

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 2010年には CNTを使えばキャパシタの性能を上げられることは分かっていた。 しかし CNTの値段が高くて簡単には使えなかった。


 キャパシタの性能が上がり値段が下がれば、瞬間的に電力を必要とするEVトラックやEVバスなどが実用化していく。 EVバスは東京五輪(2020年)に間に合うかもしれない。


● 関連ニュース

http://eetimes.jp/ee/articles/1511/05/news034.html

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 荒川氏は、「今後は、自動車向けのキャパシタに使用できるように研究を進める。自動車向けキャパシタの価格は2万円/kg以下が求められるが、現在は100万円/kgを超すかもしれないので低コスト化を進めていく」と語る。

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