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インタビューとキュレーション 2

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 相手のプライバシーにまで踏み込んで根掘り葉掘り聞く 大阪のおばちゃんの詮索も一つのインタビューだろう。

しかし いろんなタイプのおばちゃんがいる。 少なくとも、聞いた自分のところで留めておくおばちゃんと周囲にまで流布するおばちゃん の2タイプ。

 周囲に流布するタイプのおばちゃんは、相手の親の干支まで聞いたあと その情報に自分が今まで蓄えた情報を加味してストーリーを作る。 そうしてストーリーができなら、次には同類のおばちゃんに そのストーリーを面白く聞かせる。

 ここにキュレーションの原型がある。 取材、インキュベーション(暖め)、フロー(流布)、おばちゃんはこれを感覚でやってしまう。


 そうゆう おばちゃんが目の前にいるとしてインタビューされる側になってみよう。 おばちゃんをワクワクさせどんどん聞かれるようなゲストになるにはどうしたらいいか。

 一つ一つの応答の中に、"おや?" とか "あれ?"、 "おっ!"、 "というと?"、 と思わせるような次のQを誘うヒントを付け加えればいい。 つまりゲストの受け答えにに相手のQを吸着させるようなセンスあるヒントがあれば おばちゃんとの会話は弾む。 お茶を濁すような受け答えではダメ。 ヒントでもっておばちゃんのQを誘導し、おばちゃんをワクワクさせながら食いつかせるぐらいでないとおばちゃんから高得点は取れない。


 大阪のおばちゃんをインタビューアーにもってきたならキュレーションの有り様がよくわかる。

キュレーションといってもキュレートする側の知的労働だけでは片手落ちでキュレートされる側にも次の展開へのヒントを加味する知的労働が必要。 つまり対になった状態でこそキュレーションは成り立ち面白くなる。(一つの理想的な形として)


 佐々木氏がキュレーションを提唱したあと まとめサイトができた。 しかし、キュレーションに迫る入り口を "まとめ" にしてそこから入ったのではその姿は見えてこなかった。 キュレーションに迫る入り口を "インタビュー" にしたならその姿が見えてきた。

 ザ・インタビューズというサイトができたことで気づきがあり、やっとキュレーションがわかってきた。 今までモヤモヤしていたものがあのサイトの登場でかなり晴れた。 あのサイトは、捉え方次第でキュレーションサイトと捉えられる。

投稿者 x3ru9x | 返信 (0) | トラックバック (0)

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