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中国の監視カメラ

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 2005年の上海 北京の反日デモ以降、両都市では街のいたるところに監視カメラが設置され、勝手にデモなどは起こせない状態になっている。


● 谷崎光ブログ 中国てなもんや日記 より引用 : 


  なぜならば、5年前の反日デモの時とちがい、今は町中に、監視カメラがあるからです。

 ここ2、3年でホント、増えました。人権なんてない国だから、もう地下鉄、バス、各マンションエリアの出入り口にさりげなく、路上、自動車道路、繁華街のあちこち、ホテル、ビル、エレベーターの中、いたるところで思いきり見張られています。よく見ているとホント怖いぐらいあります。

 当然、設置も撮影もまったく告知なしで、今もどんどんものすごい勢いで増えている。 何しても、結局、足取り追えるでしょう。 さらに先日も人口調査という名目で、戸籍と住居チェックをしたばかり。

 今の中国は、ほとんどオーウェルの1984の世界です。

 若者は生活するのにさらに必死で、共産党は超怖いし、隠れて落書きしたり石投げたりぐらいが関の山。政治活動なんてやってられんです。せいぜい「憂さ晴らし」の範囲内。

 官製プチデモも、2005年時と違い、若者ほとんどいなかったし、結局、政治活動抑えるのって、日本もそうだったけど、「隣の車が小さくみえま~す」(日本の高度経済成長時代のCMコピー)の経済競争に人を放り込むのが一番です。

 もっとも中国の場合は、ゆがんだ発展のおかげで、一般の若者は当時の日本とは比べ物にならないぐらい大変です。毎日12時間、半年間、一日の休日もなしで働く(なんちゃって)大卒クラスもいつまでたっても相部屋ベッドにぎっしりの生活てのが中国の原動力(ごく一部を除いて、というか、北京だとその人口比にすればごくごく一部が眼につくぐらいいますが)。

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 デモは監視カメラの手薄なところで おこなわれているみたい。

あるいは、それが意図的なものなのかも。 北京や上海ではデモを完全に封じ込めておいて、内陸部の規模の小さい街で意図的にやらせているのか...

 いずれにせよ、上海などの大都市では もう過激な反日デモはないと考えてもよさそう。 道路を塞がれたらかなりの経済損失が出るからだろう。

 今回、デモの矛先がイトーヨーカドーと言ってもその中で働いているのは中国のおばちゃんたちだから、火炎瓶なんか投げ込めない。 結局はコントロールされたデモ。 そもそも内陸部に日本人は そなにいない。

 2005年の上海の反日デモとはちょっと様子が違う。 あのときは、小泉首相の靖国神社参拝が発端だった。

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