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三菱電機、先進最適アルゴリズムを月探査機向けに提案:日刊工業新聞

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三菱電機は、計算機上で問題を最適かつ高速に解けるよう独自開発した「先進最適アルゴリズム(計算手順、用語参照)」ついて、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が2017年以降に打ち上げる予定の月探査機「かぐや2」での利用を提案する。このアルゴリズムを使うと、同探査機の燃料消量を従来比10%節約でき、荷物の搭載重量も同2倍に増やせるという。今後、粒子線治療装置などへのアルゴリズム適用も促し、事業として本格に取り組む。
 月探査機のアルゴリズムは従来、地球と月をそれぞれ対象に最適化をしてきた。同社のアルゴリズムは地球、月、月探査機の3者を一体的に考え、最適に問題を解く。これにより、月探査機の月到着までに必要な燃料消費量を従来比10%節約し、機体の搭載可能荷物の重量を同2倍とするよう軌道を自動生成するとしている。

三菱電機、先進最適アルゴリズムを月探査機向けに提案:日刊工業新聞

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