ナノテクノロジー
日米同時の特許出願なら手続き速く 特許庁が米国と合意 - 産経ニュース |
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特許庁は2015/5/21日、企業などが米国と同時に特許を出願した場合に、共同で調査を実施することで米国と合意した。早期に特許権を取得できるようになる。8月から開始する。日本では出願に伴う審査請求から結果通知まで10カ月ほどかかったが、おおむね半年への短縮が見込まれるという。
国際化が進んだため、企業は海外での特許取得を迫られるケースが増えてきた。国内の企業が海外で特許を出願する件数は増え続けており、審査の早期化で企業の成長を後押しする効果も期待できる。
日本 -- アメリカ
日本、アメリカはナノテクノロジーレベルの特許。
理研、立体的な微細金属構造体の量産化に成功−電子ビーム精密加工と自己組織 化を融合:日刊工業新聞 |
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理化学研究所の田中拓男准主任研究員らは、立体的な金属の微細構造体を大量に作る技術を開発した。電子ビームを使った精密加工技術と、物質が自発的に構造を形成する「自己組織化」製法を組み合わせ、大量の微小な金属構造体を作り出す。金属の立体構造を一つひとつ作る技術を世界に先駆けて開発していたが、量産したのは初めて。
筑波大、超高速電子スピンを捕捉できる顕微鏡開発:日刊工業新聞 |
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筑波大学数理物質系の重川秀実教授らの研究グループは、1000兆分の1秒の電子スピン(電子の自転)の運動をとらえることができる顕微鏡を開発した。原子が並んだ構造を観察しながら、同じ場所でスピンの超高速の運動をとらえ、その性質を調べることができるようになる。
重川教授らは、原子1個を見ることができる走査型トンネル顕微鏡(STM)と、1000兆分の1秒の現象をとらえることができるレーザー技術を融合した顕微鏡技術を開発した。
幅6ナノメートルと8ナノメートルで作製した量子井戸(半導体素子の薄膜構造)の中で、向きをそろえた電子スピンが1000億分の1秒程度の時間で乱れていく様子を、たった一つの量子井戸からの信号として直接とらえることに世界で初めて成功した。
また、電子スピンが磁場の回りを回転(歳差運動)する様子も観察できた。研究チームは2010年に、時間と空間の両方で極限的な分解能を持つ顕微鏡を開発した。今回、そこにスピンの情報を得る機能を加えた。