Re: "中国のバブルは来年はじける" と故邱永漢氏。 (週刊文春の見出しにあった)
日本の場合、バブル後 投入された公的資金は47兆円 |
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Q : バブル崩壊後による不良債権の総額はいくらなのですか?
それと、不動産関係の負債総額もわかりません。知っている方教えてください。
A : 不良債権にもレベルがあって、貸し倒れるリスクがもう100%という真っ黒いのから、25%ぐらいの薄いグレーの物まで銀行にもよりますが何段階にも色分けがあります。黒くなると引当金を積んで損金計上しないといけないから、銀行の業績が悪い結果となり、株価が下がるとか、自己資本比率が苦しくなるとか、公的資金を投入されて経営の自主権が阻害されるとか、よくないことがたくさん起きます。だから、銀行は少しでも白っぽく査定したいわけで、本当はかなり黒いのに25%と査定したりして、真の不良債権の金額というのは、明らかにされませんでした。また資産デフレの進展で、最初は25%だったリスクが二度目の査定では75%に上がるなど、リスクも時の流れで変わりました。
そんな状況で、今でも不良債権の総額はわからないのですが、発表された数字では、全国銀行の金融再生法開示債権残高は平成14年3月末には 43.2兆円で 、平成21年9月期の全国銀行の金融再生法開示債権残高は 12.3兆円 に縮小しました。ただ先に述べたようにこれが「真の数字」とは、誰も思っていません。
なお、投入された公的資金は、47兆円になります。
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投稿者 x3ru9x | 返信 (0) | トラックバック (0)