● パナソニック・慶大など30社、ナノ・マイクロバブルの国際標準化へ新組織
パナソニックや島津製作所、資生堂、丸大食品など異業種の25社は大学や研究機関と協力し、ナノ・マイクロバブル(用語参照)の国際標準化と応用技術開発に乗り出す。
一般社団法人「微細気泡産業会」(FBIA)を設立し、活動を始める。ナノ・マイクロバブルの国内市場は、今後5年以内に5000億円以上に拡大する見通し。同技術の国際標準化については政府も後押ししている。FBIAを核に産学官が連携し、日本発の技術であるナノ・マイクロバブルを世界に普及・拡大させる考えだ。
FBIAはナノ・マイクロバブルの基本規格や製造技術、計測方法、認証、応用技術を確立する目的で7月に設立。11日に東京都内で設立総会を開き、活動を本格スタートした。会長には、ナノ・マイクロバブル分野で権威の寺坂宏一慶応義塾大学教授が就任した。 (2012年09月12日 日刊工業)
● どこでも海水魚養殖、「人工飼育水」で特許取得
加計学園は13日、岡山理科大学(岡山市北区)の山本俊政・工学部准教授(53)が開発した「人工飼育水(好適環境水)」の特許を取得したと発表した。
飼育水は、淡水にナトリウムやカリウムなど数種類の成分を加えたもので、海水魚の養殖が可能になる。山本准教授が2005年から研究。同区の加計学園生命動物教育センターの大型水槽で、飼育水を使ったトラフグやヒラメの養殖に成功し、「おかやま理大フグ」などの愛称で出荷した。現在は、クロマグロやウナギ、車エビなどを養殖している。
山本准教授は「特許取得で実用化に向けての第一歩が踏み出せたと思う。山間部での海水魚の養殖など新しい産業を生み出すことにつながる。今後は大規模な拠点を設けて、新しい養殖システムとして岡山から世界に発信したい」と話していた。 (2012年9月16日21時34分 読売新聞)
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水関係のニュースがいろいろ出ている。 この秋場所期間中のニュースは水がポイントなのかも。
水の再発見、水の使い方の再工夫。 この秋は、水技術の出発点であるような。(or 水技術の転機)
・ その他、お湯を使った熱発電というのもあった。(パナソニック) これなんかは水回り。
・ 今年の7月ごろ "世界最速の増殖/高松の干潟でスーパー珪藻確認" というのもあった。 これはナノ・マイクロバブル水とつながりそう。
これから先、"水の再発見" というテーマがいけそう。 テキストやイラストでも 水回りの新しいことを話題にすれば アテンションがあると思う。 アテンションエコノミーにおいて価値が高い。
目のつけどころも日本らしい。 世界がスマホやパッドでホイホイしている隙に 水を再発見し、水の技術を確立する。 これです。