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x3ru9x

背景画考察

聖地巡礼にしても巡るコースがあって地図があるわけで、その地図というのはア ニメの中にも伏せられた形で存在している。

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 広い意味でその伏せられた地図も背景画の中に含まれる。 そして、背景画と地図の関係のところにアニメの中(物語)に入っていく入り口がある。 キャラクターから入っていく入口と、伏せられた地図から入っていく入口がある。



 アニメの中の時間や距離が登場人物の主観によって伸びたり縮んだりしているなら、背景画と背景画はどこでもドアとトンネルでつながっているということになる。 そこで着目すべきは、そのトンネルを通過している最中の登場人物の感情と感覚。

 登場人物たちの感情の流れがガタガタすると、背景画の移り変わり(トランジション)もガタガタする。

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Re: ‘創作脳が治らない’ (はてな増田)

背景画の中の "縄張り" 2

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 もし、インターネットが 縄張り となったならどうなるのか?

村 とか 城、陣地というふうに象徴的な形としては描けない。 勉強部屋のつなぎ合わせや、スマホをやっているシーンのつなぎ合わせになってしまいバラバラになる。 "俺たちが守るべきもの(守るべき領域)" みたいなシーンを象徴的に描くことが難しくなる。

 そうなると何かに置き換えるしかない。 それが図書館であったり、辞書編纂の作業場であったりする。

(建物の中には、コミュニケーションエリアと、ライブラリー機能があるはず)


 ここから逆に 縄張りはどう張るといいのか の見当がついてくる。

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Re: ‘創作脳が治らない’ (はてな増田)

背景画の中の "縄張り"

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 背景画の中には そこかしこに "縄張り" がある。 主人公の陣地であったり、敵のアジトであったり、脇役の行動範囲であったり。 それは背景画の中で はっきり分かるように色分けされているわけじゃないので 目には見えない。 登場人物の振る舞いや言動を通して分かってくるもの。 (だから見逃してしまう。)

 縄張り意識は動物の本能で人にもある。 この本能を突かずして共感は得られない、っちゅうぐらい重要なもの。


 "縄張り" は 主人公が進むルートやお話の進行とも絡(から)んでいて奥が深い。

 (奥が深いので このエントリーは意識づけだけということにしておきます。 つづく )

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Re: ‘創作脳が治らない’ (はてな増田)

建築家 と アニメ

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(承前)

 このこと("背景画は2種類ある") はまた建築家のイメージ作法とも共通する。

 クライアント(施主) = 主人公キャラ。


● 施主目線で建物の中を動き回lり 建物を検証する = 主人公が見る風景。

(入浴中にトイレに行きたくなったとき トイレにササッと行けるかどうかを一人称視点で検証する etc)

● 雨が降ったとき、駐車スペースから家までの間に濡れないか (建物 斜め上から視点) = 主人公が今どんな状況なのかを掴む鑑賞者の視点。


 建築家も "成りきり (一人称視点)" と "天候からの目 (外からの目)" の2つの視点を持っている。


 建築とアニメは視点という点においてイメージ作法が共通している。


 建築やってる人は だいたいアニメが好き、イメージ作法が共通しているから はまるときはパコンとはまる。 事務職の人以上にはまる。

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‘創作脳が治らない’ (はてな増田)

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http://anond.hatelabo.jp/20130430134002

(引用)

はじめに言っておくと、趣味でイラストを描いたりすることはあるけれど

漫画や小説をまるまるひとつ完成させたことがない

一度だけ友人と地元の同人誌即売会でコピー本をだしたことがあるけれど、

最後まで描くことができなかった

完成させたことはないけれど、気がつくといつでも漫画のネタを考えている

面白い漫画や映画をみると、その話の面白い要素を分析して作れないか考えてしまう

はてブするものは創作ネタが半分くらい

面白いネタが浮かんだらiPhoneのメモに残す

メモの名前は「やりたいことリスト」

アニメを見ていて面白い表現を見つけると紙に真似して描いたりもする

でも漫画は描かない

描ける画力はあると思う

道具も全部揃っている

でも描かない

俺は創作をしたいのか、妄想するのが好きなだけなのかわからない

部屋に閉じ込められて、強引に描かされたら楽しんで描けるかな

絵を描くのは好きだと思う

好きなのかな?

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 それはあれだ、背景画の壁のせいだと思う。 背景画となると もやもやしてきて重くなり考え込んでしまう、があるからなんじゃないかい?  背景画の壁を乗り越えない限り前に進まないんだって。


 背景画も2種類あって、鑑賞者(お客)が見る背景画 と 主人公キャラが見ている風景、の2つ。

● 主人公が見る風景の中には 主人公が目的とする物、目的とする方向がある。(背景画は主人公の方を向いている)

● 鑑賞者が見る背景画は、主人公が今どこにいてどんな状況なのかが掴める絵。(背景画はお客の方を向いている)


 この2つは絵が同じようでも視点が違う。 この視点の違いからくる差分、そこがミソ。 この差分からキャラの心理や行動の意図、方向性が見えて(分かって) くる。

 こう考えるなら、背景画とはキャラを描き出すものであり キャラを肉付けするもの となってキャラの属性となる。 そこからキャラの力がグッとアップする。 キャラの力がアップしたならキャラを通してキャラの周りがよく見えてくる。 見えてきたなら描ける。

 

投稿者 x3ru9x | 返信 (3)

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